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不祝儀の時の黒紋付(喪服)のこと

「突然のお通夜とかお葬式の時に、喪服を着て行くのは よろしくない。(←(不祝儀を)準備してたみたいだから...)紫とか紺とかグレーの色無地を着て行くのがマナーだ。」と聞いたことがあったので、黄緑の紋入り色無地を 紫か紺に染め直そうか?って思ってたんだけど・・・悉皆の先生にその話をしたら、「突然の不祝儀に、紫・紺・グレーの法事用の色無地を着て行った方が、準備してたと思われるのでよろしくない。喪服でいい。」って事でした。

昔は、黒紋付の着物は 嫁入りの準備や厄除けの意味でみんな誂えていたので、持っていて当たり前のものだから、不祝儀のために準備していたとは思われないのだそう。

逆に、紫・紺・グレーは、法事用の色なので 準備してたって思われるらしいです。それと、お通夜やお葬式では、葬儀会社さんの人が(親族の人たちと区別するために)紫とか紺を着ているので、葬儀会社さんたちと被る(間違われる)可能性もあるらしい...。

すでに黒紋付を持っていて、紋入りの色無地を持っていないのなら、法事用の色ではなくて、帯によって法事でもお茶会でも着られる遊びのないわび・さびの色の色無地の方が、1枚持ってたら便利だよーってお話でした。

着物を誂えたり 仕立て替えたりする時、着る用途とか目的とかが明確だと どんな着物を選ぶのが良いのか?選びやすいと思う。